日報めいわ

体外循環手術3,000件を達成

第9786号  2017年08月17日
中通総合病院

人工心肺の実績が大きな節目を迎える

6月に、中通総合病院心臓血管外科において、人工心肺を用いた体外循環手術が3,000件を達成しました。

中通総合病院での最初の体外循環手術は昭和42年12月で、心室中隔欠損への手術が行われました。昭和45年からは本格的に実施されるようになり、以降、平成2年に1,000件、平成11年には2,000件に到達。心臓血管外科では、これまで県内外から多くの医師を受け入れ、実績を重ね、今日に至っています。
心大血管手術の分野は、手術技術や心臓麻酔の発達で大きな進歩を遂げましたが、体外循環技術も重要な役割を担っています。人工心肺装置の機能向上により、術中の安全性が高められたほか、臨床工学室では手術しやすい術野を提供するためさまざまな術式に対応し、脳分離体外循環や超低体温循環停止法および低流量灌流法、腹部分枝送血法なども行ってきました。人工心肺を用いた手術は、医師をはじめとする医療スタッフ間の意思疎通と高度な連携を必要とする作業であり、より安全な手術を行うため、チーム医療のさらなる充実が求められます。
近年、中通総合病院では、心拍動下冠動脈バイパス術やステントグラフト手術など人工心肺を用いない心大血管手術も増えましたが、今も年間約50件の体外循環手術を行っています。