第10044号 2019年11月19日
 大曲中通病院

いつでも対応できるよう

大曲中通病院で10月31日、震災を想定したシミュレーションが行われ、約50人が参加しました。

訓練は職員に事前に知らせず行われました。
午後1時20分、中仙を震源とする震度6強の地震が発生し、一部家屋の倒壊があり、負傷者が出ているという想定で行われました。防災対策本部の立ち上げ、各職場の被害状況の確認と報告、負傷者の受け入れなどの対応を実施。トリアージでは、患者役の職員を治療の優先順位によって各色のエリアに誘導し、処置を行いました。
突然の訓練でしたが、職員は冷静に対応していました。佐藤幸美院長の指示に沿って職場長が指示・命令を出し、各職員が行動。負傷者の受け入れ場所の設営や必要な物品の準備なども協力して行い、毎年の訓練の成果が出ていました。
シミュレーション後には職員から意見が出され、課題が明らかになりました。救急搬送の流れの確認、車いすやストレッチャーが通れるスペースの確保、また、病院内の出入りとトリアージの場所が裏玄関になるため、雨天時、大勢の負傷者が来た場合はどこで待ってもらうのかなど、混乱した状況の中でもスムーズに対応できるよう、あらためて検討することにしています。