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院長あいさつ

 

鈴木敏文

 

中通総合病院のホームページをご覧いただいている皆様に一言ご挨拶申し上げます。

平成23年は東日本大震災を始め、チリやニュージーランド、トルコ、ニューアイルランドの地震、オーストラリアやブラジル、タイの洪水、アイスランドやチリの火山噴火など自然災害が相次ぎました。忘れかけていた自然への畏敬の念を甦らせられた年でした。「自然との共生」とはよく言われることですが、共生ではなく自然を大切にし、自然からの恵みを最大限活用した生き方を追及する機会を与えられたのではないでしょうか。

救急部門では大変嬉しい報告が飛び込んできました。その内容を紹介します。心肺機能停止傷病者の救命率等の状況が消防庁救急企画室から発表されました。心臓疾患が原因で心臓と呼吸が停止し救急車で搬送された患者さんの1か月後の生存率及び1か月後の社会復帰率(平成17年〜21年の5ヵ年分)ですが、秋田県では1か月後の生存率が20.4%、1か月後の社会復帰率15.2%で全国的にも高く、秋田市では、それぞれ22.6%、16.8%とさらに高く、この要因は中通総合病院の寄与が非常に大きいという内容でした。中通診療所開設以来、救急部門に力を入れてきた成果であると救急部を始め法人全体で喜んでいると同時に、さらに社会復帰率を高める対策を検討しています。
 
中通総合病院の新病院の基本設計が平成23年9月にまとまりました。中通総合病院の開設者である故瀬戸名誉院長が、「この場所に病院を建て替え、この場所で診療を」と言い続けていましたが、ようやく実現できる段階まできました。新病院建設は地域を活性化させる起爆剤と考えています。病院をここに作るから、患者さんに来て下さいという発想ではなく、病院と地域の人達が一緒になって一つの町をつくるという発想です。

私が申し上げるまでもなく、この地域は高齢化が急速に進み、人口も減っています。中通総合病院は地域の皆さんの健康を守り、病気を治療しながら、さらに、この地域を活性化しながら、医療活動を行っていきます。平成24年1月に新築工事着工、平成25年7月完成、8月頃新病院に引越。その後に西棟とS棟の改修、東棟と中央棟を解体します。外溝工事を行い平成26年7月にフルオープンの予定です。

中通総合病院の新築により、療養環境はもちろんのこと、患者さんへのサービス、病院の機能、さらに、職場環境なども改善し、患者さんが安心して医療を受けられ、職員が生きがいを持って働くことができることを目指しております。

 

 (2011/12/5)