
診療放射線技師

診療放射線技師は人体に放射線を照射できる国家資格を持ったひとです。この放射線は、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、エックス線ならびに100万電子ボルト以上のエネルギーを有する電子線などがあり、これらを正しく用いなければ人体に障害を与える危険性があるため、高度な知識や技術が必要となります。
診療放射線技師になるためには、高校を卒業後に指定された教育機関へ進学し、定められた科目を学ばなければなりません。
そして、卒業することにより、国家試験の受験資格が与えられます。国家試験は年に一度で、合格して始めて診療放射線技師の免許を取得できます。
役割
- 医療従事者(CO-MEDICAL STAFF)として、医師や看護師等とともに、患者さん中心のチーム医療に取り組んでいます。
- 通年24時間体制の救急医療に取り組んでおり、診療放射線技師も検査や治療などの診療に関わっています。
- 病診連携において、地域開業医や診療所などからの検査依頼に対応しています。
- 人間ドックや、乳房検診における乳房撮影などの予防医学に貢献しています。
- 放射線の管理、患者さんや職員の放射線被曝防護や管理に力を注いでいます。
日常業務
- エックス線撮影
エックス線(昔はレントゲンと呼んだ)で、胸や骨の写真を撮ります。金属やボタン、衣服のプリントなども写るので、病変に重なったり異常陰影となって、正しい診断の妨げになる場合もありますので、写真撮影時には、細心の注意を払います。
エックス線CTの撮影
エックス線CT(Computed Tomography)は、人体を透過したエックス線量を測り、コンピュータを使って人体の輪切り断面を画像にする装置です。この装置によって撮られた画像を医師に提供します。
- MRI(磁気共鳴画像)の撮像
電波と磁石の力を利用して、人体から出る周波数を検出し、コンピュータで解析しさまざまな断面を画像にして、医師に提供します。
- 核医学検査
病院によっては、RI(放射線同位元素)検査と呼ばれています。放射線を出す薬を飲むか注射することにより、それが目的臓器や病変部に集まります。集まる時間になったら、ガンマカメラと言う装置を人体にあてて写真にしたり、コンピュータでデータを計算したりします。
放射線治療装置の操作
放射線は、そのエネルギーが大きいと細胞を死滅させる働きがあります。その高いエネルギーを発生できるのがリニアックという装置です。その装置で病気になる悪い細胞に放射線を照射して、病気を治すのです。そのとき、良い細胞も殺すことがないように、細心の注意を払います。
- 血管撮影
血管造影検査ともいいます。これは主に医師が行う検査で、カテーテルと呼ばれる細い管を血管に挿入します。そこからエックス線で写る造影剤と呼ばれる薬を注入し、その流を連続的に写真に撮っていろいろな臓器の血管を描出します。最近では検査だけでなく、治療も行われています。
- 乳房撮影(MMG:マンモグラフィー)
乳房撮影は、脂肪の中に隠れた小さな病気を見つけるため、専用のエックス線装置を使います。
そのとき、乳房を押さえつけるので少し痛みを感じるかもしれません。また、特殊な針を使って取り出した細胞組織から、病気の種類を調べることもできます。検査は、特別な研修を受けた技師がおこなっています。
スタッフ
23名