下肢閉塞性動脈硬化症のフットケア

下肢閉塞性動脈硬化症のフットケア

足の保温

足が冷えると毛細血管が収縮し血行がより悪くなります。閉塞性動脈硬化症の人は通常の人より、温まるまでに時間がかかります。
気温の低い冬季は無理に屋外での運動は行なわず、室内での運動に変更してください。また、夏季は冷房のききすぎにも注意してください。

看護士

  • 冷たい廊下を素足で歩かない。(暖かい靴下を着用・スリッパを履く)
  • 薄い長靴で長時間雪の上を歩かない。(防寒靴を利用して下さい)
  • きつい靴下は血行を悪くするため逆効果です。

足の清潔を保つ

血行が悪い足に傷をつけると、いつまでも治らない場合があります。
感染を防ぐために日常の足の衛生が必要です。

  • 毎日足を洗い、よく乾燥させます。
  • 爪をよく手入れしておくこと。深爪には注意してください。
    血のめぐりが悪い足のゆびに、深爪が原因で細菌が入り、爪周囲部の潰瘍へ発展する事があります。
  • 魚の目、たこ、いぼの処置は自分で行なわず医師に相談してください。

足の血行をよくする

寒冷刺激により足の血管はさらに収縮し、血液の循環が悪くなるため血行をよくする必要があります。

禁煙

  • 禁煙タバコに含まれるニコチンは、毒性の強い物質であるばかりではなく、血管を収縮させる作用があります。また、血液中の中性脂肪を増加させるとともに、高血圧、動脈硬化の原因となります。
    初めてタバコを吸った時、目の前が暗くなったり頭痛がしたりしませんでしたか? これは頭の血管が収縮し脳へ行く血管が減った為に起こるものです。足にも同じ事が起こります。
  • 医師から処方された足の血行を良くする薬は確実に内服するようにして下さい(効果が出るまでには時間がかかります)。
  • 足は暖めた方が良いのですが、電気あんか、湯たんぽ、ホッカイロなどは直接足にあたらないようにしてください。低温やけどをおこすと治らない場合があります。
  • 最適な暖め方は足浴です(バケツに39℃~40℃のお湯を入れて約10分位、足をつけます。)
  • 適度に運動することにより血流を促し、血行を改善させます。痛みが出る直前までの歩行が適当でしょう。