血管撮影

血管撮影

血管撮影では、カテーテルという細い管を心臓や血管内に入れて、通常のX線撮影では見えない血管を造影剤という薬を使用して撮影します。またカテーテルを利用して心臓の血管形成術やステント留置術、不整脈疾患のアブレーション、胸腹部の動脈塞栓術治療などの治療も数多くされています。
当院においては血管撮影室とハイブリッド手術室の2室あり、2台の装置が稼働しデジタル撮影システムにより迅速で診断能の高い情報を提供しています。

検査機器

Philips社製2台
* Allura Xper FD20 (血管撮影室)
* Allura Clarity FD20(ハイブリッド手術室)

当院では、2013年12月3日よりハイブリッド手術室を稼動しました。
ハイブリッド手術室とは、手術台と血管撮影装置を組み合わせた手術室のことです。手術室と血管撮影室、それぞれ別の場所に設置されていた機器を組み合わせることにより、最新の医療技術にも対応可能になりました。
これによって、手術のみでは到達困難な部位に対しても治療が可能となったり、カテーテルのみでは治療できない疾患に対しても手術を同時に行うことで、小さな創や小さい侵襲での治療が可能となります。内科的治療と外科手術を一連の治療プロセスにし、両科で協力して重症な疾患を治療していくことができます。

血管撮影装置Allura Clarity FD20と大画面モニタなどを導入した本格的なハイブリッド手術室

ハイブリッド手術室の血管撮影装置は迅速に3D画像を構成する機能も備えており、心臓血管外科のみならず整形外科、放射線科などの治療にも有用で、今後はさらに複数診療科によるチーム医療が実施しやすい環境となります。
現在までに(2014年9月)複数の診療科が関わり、ハイブリット手術室を利用した手術として、腹部ステントグラフト内挿術、下肢血栓除去術、下肢腫瘍切除術などが行われています。

*三次元血管撮影(3D-Rotation Angiography)の画像


頚部の三次元血管撮影画像


頚部血管の狭窄病変

*心臓・冠動脈のデバイス強調表示ソフトウェア(StentBoost)


通常の撮影画像


StentBoost使用の撮影画像

Q&A

Q1:
検査時間はどれくらいかかりますか?
A1:
検査の種類や方法、内容にもよりますが、血管の検査のみであれば30分から1時間程度です。その後、カテーテルを利用して治療を行う場合はさらに長い時間がかかる場合があります。予定時間より長くかかることもしばしばあります。
Q2:
検査中はまったく動けないのですか?
A2:
体を専用の布で覆いますので、その上には手を出せません。また、検査寝台が狭く落下防止の枠がないので、体を大きく動かせません。