毎日を健やかに過ごすための「口腔ケア」 
★ 歯科医師 東海林 克
からだに病気や障害のある人の口腔ケア(4)
 口腔乾燥症の方の口腔ケア

3.口腔ケアをする際の注意点
 唾液の分泌量の少ない口腔乾燥症では、口の中の潤いがないので口の角が切れたり、口腔内の滑りが悪いので、清掃用器具が当たると痛みを訴えたり、傷がついたりしやすくなっていますので、ケアに際しては口の中に潤いを持たせる工夫が必要になります。
1) 原因療法
発熱や脱水に伴う口腔乾燥症であれば、解熱処置と水分補給をする必要があります。
糖尿病などの内科的疾患にともなうものであれば、病気の治療が優先されます。
 内服薬に伴うものであれば、内容の変更や減量ができればよいのですが、基本的に困難と思われます。
 ストレスなどによるものであれば、生活環境の改善や休息が必要です。
2) 対症療法
 内科の病気に伴う口腔乾燥症などでは、対応が限られるので対症的に処置を行う必要があります。
(1)人工唾液
 人工的に調剤された液ですが、蛋白質が成分に含まれるので、取り扱いが難しいのが難点です。
(2)ヒアルロン酸ナトリウム製剤
 鶏の雄鶏の鶏冠から抽出されるヒアルロン酸ナトリウムは、保湿効果が強く、さまざまな部位のれます。関節の炎症に用いられるだけでなく、美容液や肌水などの保湿成分として広く使われています。
 お口の中に使われるものでは、
  (a) うがい薬タイプ
  (b) スプレータイプ
  (c) ジェルタイプ
があります。それぞれ用途によって使い分けましょう。



引用文献:医療法人和洋会 川上歯科医院ホームページ
口は健康のもと ホームページ
 広川歯科医院ホームページ
 大津光寛、長谷川 功、佐藤田鶴子:薬剤によって起こる口腔乾燥.デンタルダイアモンド、27(3): 32~37,2002..

目次(2004年) 
1.口腔乾燥症(ドライマウス)とは
2.口腔乾燥症の原因
4.コラム(口腔内の保湿と湿潤に...)


 
中通歯科診療所
〒010-0001 秋田県秋田市中通6丁目1-58
TEL 018-832-2833 FAX 018-832-2864
Copyright 2001 明和会 All Rights Reserved