毎日を健やかに過ごすための「口腔ケア」
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3.口腔ケアをする際の注意点 唾液の分泌量の少ない口腔乾燥症では、口の中の潤いがないので口の角が切れたり、口腔内の滑りが悪いので、清掃用器具が当たると痛みを訴えたり、傷がついたりしやすくなっていますので、ケアに際しては口の中に潤いを持たせる工夫が必要になります。 1) 原因療法 発熱や脱水に伴う口腔乾燥症であれば、解熱処置と水分補給をする必要があります。 糖尿病などの内科的疾患にともなうものであれば、病気の治療が優先されます。 内服薬に伴うものであれば、内容の変更や減量ができればよいのですが、基本的に困難と思われます。 ストレスなどによるものであれば、生活環境の改善や休息が必要です。 2) 対症療法 内科の病気に伴う口腔乾燥症などでは、対応が限られるので対症的に処置を行う必要があります。 (1)人工唾液 人工的に調剤された液ですが、蛋白質が成分に含まれるので、取り扱いが難しいのが難点です。 (2)ヒアルロン酸ナトリウム製剤 鶏の雄鶏の鶏冠から抽出されるヒアルロン酸ナトリウムは、保湿効果が強く、さまざまな部位のれます。関節の炎症に用いられるだけでなく、美容液や肌水などの保湿成分として広く使われています。 お口の中に使われるものでは、 (a) うがい薬タイプ (b) スプレータイプ (c) ジェルタイプ があります。それぞれ用途によって使い分けましょう。 引用文献:医療法人和洋会 川上歯科医院ホームページ
口は健康のもと ホームページ 広川歯科医院ホームページ 大津光寛、長谷川 功、佐藤田鶴子:薬剤によって起こる口腔乾燥.デンタルダイアモンド、27(3): 32~37,2002..
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中通歯科診療所
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