第10153号 2020年12月01日
 中通総合病院  中通リハビリテーション病院

患者さんと家族をつなぐ手助けを

中通総合病院と中通リハビリテーション病院では、ビデオ通話アプリを利用したオンライン面会サービスを行っています。

通信端末

国内での新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、明和会の3つの病院では感染予防対策として、入院患者さんとの面会を県内在住の家族の方に限定、または全面禁止にするなどの制限を設けています。
患者さんがご家族と会って会話する機会が減るなか、中通総合病院と中通リハビリテーション病院では、患者さんが治療へのモチベーションを保ち少しでも笑顔になってもらえるように、LINEやSkypeなどのビデオ通話アプリを利用したオンラインでの面会を行っています。
中通総合病院では、オンライン面会を希望する患者さんのご家族に電話で予約していただき、当日は端末を操作する職員が同席のもと、患者さんが専用のタブレットで通話します。利用可能な時間帯は平日の午後2時から3時30分までとなっており、面会時間は10分以内、一日の予約枠は5人です。10月22日に最初のオンライン面会を実施し、利用した患者さんは、家族の顔が端末に映ると、うれしそうに会話を楽しんでいました。
中通リハビリテーション病院は、面会を全面的に中止していた時期は、県内のご家族が正面玄関へ荷物の受け渡しに来られた際、希望があれば、外来の業務用スマートフォンと病棟の端末を使って病院内でのオンライン面会を行っていました。また、県外のご家族の場合は、医師とのリモート面接に患者さんも参加したり、LINEでのビデオ通話を行っていました。患者さんやご家族からは好評で、今後も面会制限の状況に応じて実施していく予定です。