第10159号 2021年01月07日
 中通総合病院

職場の取り組みを共有 ─看護の質向上のために─

12月3日、10日に中通総合病院で看護研究発表会が行われ、合わせて約80人が参加しました。

看護研究発表会

今回は6つの職場と認定看護師会が発表を行いました。
認知症患者の身体抑制低減に向けた看護師のかかわり方についての発表では、精神科医、認知症ケアチームと協力し、薬剤調整によって患者さんの生活リズムを改善した結果、患者さんの精神状態が安定し、身体抑制時間を減らすことができたことから、身体抑制低減には多職種で連携してかかわっていくことが重要だと話しました。
手術室は、手術中に患者さんの状態が急変した際の対応について、ビデオ教材とシミュレーションを組み合わせた学習会を実施し、その有用性の評価と、今後の課題について発表しました。再現映像で事前学習した後にシミュレーションを行うことで、一連の流れや各自の役割が分かりやすく把握でき、改善点も明確化できたと説明。知識と技術を習得し、安全な手術環境を提供するため、今後もさまざまな状況に備えた学習会を定期的に実施していく必要があると述べました。
各発表の後には会場からの質問、感想の時間が設けられ、活発な意見交換が行われていました。