第10181号 2021年04月08日
 大曲中通病院

夜間の火災を想定 ─安全に、迅速に─

大曲中通病院で3月11日、防災訓練が行われ、40人が参加しました。

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大曲消防署が立ち合い、夜間、二病棟の洗濯室から出火したことを想定し、火災発見、初期消火、消防署への通報、避難誘導までの一連の訓練を実施しました。
消防署による講評では、初期消火で火災が収まらなかった際に洗濯室のドアを閉めて炎と煙の流出を防ぐなど、被害を少しでも出さない行動が評価されました。また、消防が救助する際は、病院側が行った安否確認の情報を共有し、生かしたいという話もありました。
職員からは「大きな声で指示するよう心掛けた」「寝たきり患者は周囲の状況を把握できないが、スタッフの声掛けで安心できた」「高齢者や認知症の患者が増えており、独歩の方でも避難場所までの誘導が必要だと思う」などの感想が聞かれました。
事務長は「一番大事なのは火災を起こさないことと、火災の原因をつくらないこと。有事の際は消防署がすぐ駆け付けるので、初期消火に努めてほしい。被害を最小限に抑えるよう今後も訓練を継続していきたい」と述べました。