第10348号 2022年12月22日
 中通総合病院

コロナ禍での救急医療の現状を報告

第19回秋田市周辺救急隊・中通総合病院合同カンファランスが、11月18日中通総合病院で開催されました。 

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 新型コロナウイルスの影響により、救急隊との合同カンファランスは三年ぶりの開催となります。今回は会場を北秋田市民病院や近隣市町村の救急隊とオンラインで繋ぎ『コロナ禍での救急医療』をテーマに行われました 。

 秋田市消防本部の隊員がコロナ禍で救急隊が担う役割や、新型コロナ陽性患者の搬送時に受入れ先の確保に難渋したケースなど活動を紹介したほか、 北秋田市民病院の医師が講演。医療資源の乏しい県北地域において行政や消防、近隣二次医療圏の医療機関と協力し、急性心筋梗塞に対応する救急体制を構築した例や、他院から支援を得ながら北秋田市民病院でICLS講習を導入し、院内での患者急変時の対応力向上を図った取り組みを発表しました。また、神垣佳幸部長(内科)が、自身が大阪府の阪南市民病院に勤務していた時のエピソードである『コロナってコロナって―大阪泉州南での経験―』を講演し、新型コロナの感染拡大当時の病院の状況や、患者の治療、容体の変化などを具体的な症例を交えながらスライドで紹介しました。