第52号 2025年07月11日
中通総合病院
厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 夏は比較的過ごしやすいと言われている秋田市でも連日30度を超え、梅雨明け前の湿気もあり、なかちゃんすでに夏バテしました。今は体調が戻ったので、今後対策をしっかりして元気に夏を乗り切りたいと思っています!
きょうは、5月30日にANAクラウンプラザホテル秋田を会場に開かれた『卯月の会』の様子をお伝えします。中通総合病院では、地域の医療機関との連携を強化し親交を深めるため、二年に一回この交流の場を開催しております。第11回目となる今回は、他病院や開業医の先生方、コメディカルスタッフの方々82名が参加されました。
この日行われた会では、専門性の高い2つの講演が行われました。初めに、脳神経外科の小田正哉統括科長が「新規アルツハイマー病治療薬がもたらす新たな認知症診療~当院での使用経験からの考察~」と題して講演。高齢化が進む日本における認知症の現状に触れ、軽度認知障害及び軽度の認知症に対する新規アルツハイマー病治療薬である抗アミロイドβ抗体薬『レカネマブ』について説明し、実際に行っている診療の流れを紹介しました。続いて、歯科口腔外科の大渕真彦統括科長が「顔の見える病診連携のために歯科口腔外科ができること」と題し講演を行いました。歯科口腔外科の紹介から始まり、自身が赴任された2022年からの紹介患者件数の推移をデータで示しながら、地域における歯科口腔外科の需要と役割を解説。さらに、4月から福田雅幸科長が赴任されたことで、より高難度の手術にも対応できるようになったと話し、地域の診療所との連携強化を呼びかけました。
最新の治療薬が認知症に与える効果や具体的な治療内容を示した小田統括科長
歯科口腔外科の講演の座長は、秋田市歯科医師会の清水真木雄会長が務められ、円滑な進行で講演会を支えてくださいました
「何でもできるスーパーマン」福田科長が赴任され、対応可能な症例が増えたと語る大渕統括科長。会では顔面多発骨折の手術場面の写真も提示されました
各講演後には会場から質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました
#具体的な治療内容に関する質問が多く寄せられ 高い関心がうかがえました
#今後も地域の医療機関との「顔の見える連携」を大切にし
#地域医療の質の向上に貢献してまいります
#カメラちゃんのいる生活