第87号 2026年07月15日
 中通リハビリテーション病院

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 こんにちは!なかちゃんです。
 7月9日(木)中通リハビリテーション病院の野外訓練に同行させてもらいました。

 中通リハビリテーション病院では、毎年、春・夏・秋の恒例行事として野外訓練を実施しています。今回は「夏の野外訓練」として、イオンモール秋田を会場に、午前・午後の2班に分かれて行いました。

 訓練に参加したのは、様々な介助レベルの入院患者さん27名です。当日は、リハビリスタッフを中心に、病棟看護師、そして万が一に備えて医師も同行し、安全面に十分配慮しながら実施しました。


 野外訓練は、病院の外へ出かけること自体が目的ではありません。退院後の生活を見据え、実際の商業施設で買い物をしたり、公共の場を移動したりすることで、日頃のリハビリの成果を確認するとともに、社会生活への自信を育む大切なプログラムです。

 参加された患者さんは、この日を心待ちにしていた様子で「何を買おうかな」と買い物リストを作ったり、「久しぶりにスイーツを食べたい」と楽しみにしたりと、出発前から笑顔があふれていました。当日は、お気に入りの私服に着替え、おしゃれを楽しむ姿も見られ、職員から「とても素敵ですね」と声がかかる場面もありました。

 ショッピングモールへ到着すると、患者さんの表情はさらに生き生きとし、店内を軽やかな足取りで散策。洋服や日用品を選んだり、趣味の材料を探したり、お気に入りのスイーツを味わったりと、それぞれが思い思いの時間を過ごしました。普段のリハビリでは見られないような積極的な姿や自然な笑顔が随所で見られ、職員にとっても大変うれしい一日となりました。




 帰院後は「楽しかった」「また行きたい」と笑顔で話す患者さんが多く見られました。張り切って歩いた分、少し疲れた表情を見せる方もいましたが、それも充実した一日を過ごした証であり、退院後の生活への大きな自信につながる貴重な経験となりました。


*中通リハビリテーション病院 理学療法係 成田 研技師長より*

 当院の野外訓練は、私が入職する以前から続く伝統ある取り組みです。時代の変化とともに内容を変えながら実施してきましたが「退院後の生活を見据えた実践的なリハビリテーション」という目的は変わりません。
 今回の野外訓練では、実際の商業施設で移動や買い物を体験しました。当たり前のように外出し、買い物や食事を楽しみ、笑顔で過ごせる日常を取り戻すことが私たちの願いです。この訓練が、患者さんの退院後の生活への自信につながる一歩となれば幸いです。
 今回の野外訓練は、多くの方々のご協力によって無事に実施することができました。車いすで安心して移動できるようサポートしてくださった秋田中央交通の皆さま、温かく迎え入れてくださったイオンモール秋田の皆さまに心より感謝申し上げます。



-なかちゃん編集後記--

 患者さんの「リハビリの成果」を身をもって実感したのは、実はなかちゃんでした。
 「皆さんを取材しながら写真を撮ろう」と意気込んでいたものの、ショッピングモールに到着するや否や、患者さんたちは思い思いの目的地へ一直線。足取りは予想以上に軽く、開始早々に全員を見失ってしまいました・・・
 広い館内を右へ左へと探し回り、気づけば万歩計は軽く1万歩を突破。帰院した患者さん以上に疲れていたのは、もしかするとなかちゃんだったかもしれません。
 患者さんの笑顔と軽やかな足取りは、日頃のリハビリの積み重ねが実を結んだ何よりの証し。その成果を間近で実感できた一日となりました。