セクハラ、パワハラ、カスハラなど、〇〇ハラといった略語も一般的に認知され、ごく自然に使用されるようになってきました。なかには、すぐには理解できないような〇〇ハラもあったりしますが、基本は社会通念上、または道徳上において、「してはならない発言・行為」であると考えます。
〇〇ハラの多くは、英語をカタカナ表記し省略したものですが、日本語に訳しますと、セクハラ(セクシャルハラスメント:性的嫌がらせ)、パワハラ(パワーハラスメント:上司から部下への嫌がらせや過度な要求)、カスハラ(カスタマーハラスメント:消費者からの嫌がらせや過度な要求)といったところでしょうか。いずれも厚生労働省はじめ国から防止対策を求められています。
〇〇ハラは、行ってはならないことです。ここで理解しておかなければならないことは、「発言・行為をされた人」がハラスメントであると受け取った場合は、その発言・行為はハラスメントになりうるということです。すなわち、「発言・行為をした人」がハラスメントの意図を持っていないとしても、ハラスメントになります。これは、裁判での判例となっています。
病院では〇〇ハラは無縁と思われるかもしれませんが、会社などの組織と同じように〇〇ハラが起こりえます。病院の運営や患者さんの治療のため、私は毎日多くの指示などを出しますが、それを嫌がらせや過度な要求だと感じたとするならば、やはりそれはハラスメントでしょう。私自身、大いに気を付けるべきことと考えています。
また、消費者と企業の間に生ずるカスハラとは、若干性質が異なりますが、患者さん(またはその家族)と病院の間にもカスハラは生じます。患者さん(またはその家族)からの過度な要求などはハラスメントとなりえます。幸いにも、そのような例は現在までほぼありません。しかし、このような事例が起こった場合には、患者さんの生命の安全や健康を守ることが最優先ではありますが、病院職員を守るため厳正に対処してゆきます。
以上、ハラスメントに対する私の考えなどを述べましたが、ハラスメントのない社会や職場であってこそ、皆が幸せに活躍できるものと考えます。