3階病棟(回復期病棟)
入院時から患者さんやご家族の声に耳を傾け、自宅や社会復帰を目標に日常生活動作の再獲得を目指し関わっています。病院理念にもある、「生命」「生活」「人生」の質を豊かにし、住み慣れた地域で生活できるよう、回復期リハビリテーション病棟協会看護・介護10か条の下、患者さん中心のチーム医療を多職種と協働し展開しています。みんなの目標シートを使い現在患者さんが目指すべき日常生活動作を受け持ち看護師、受け持ちセラピストと相談しベッドサイドに掲げ、いつでも目に留まる所に貼り、目標解決のための取り組みを行っています。また、入院から1か月後に開かれる評価会議では、入院時から患者さんや御家族から伺ったお話を基に、目指す社会復帰のためどのような環境や福祉サービス、リハビリテーションが必要か医師を中心に話し合いを行っています。患者さんや御家族と共に喜び、悩み、成功体験を共有しながら寄り添う看護・介護を行っています。スタッフみんな、笑顔を絶やさず活き活きと、日々質の高い医療・リハビリテーションが提供できるよう邁進している一生懸命活動する病棟です。
4階病棟(回復期病棟)
脳血管疾患により機能に障害を負われた患者さんが、住み慣れた地域に戻り生活できるように機能回復と日常生活動作回復を支援する病棟です。医師・看護師・看護補助者・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・管理栄養士など多職種が密に連携し、患者さん一人ひとりに合わせたプログラムでリハビリテーションを提供しております。発症早期から集中的なリハビリテーションを行うことで、身体機能の回復はもちろんのこと、高次脳機能障害(記憶障害、注意障害、失語症など)へのアプローチや日常生活動作能力の向上を目指します。回復期病棟において、患者さんの回復を最大限支援し、質の高い看護ケアを提供するために脳卒中リハビリテーション看護認定看護師も在籍しております。退院後も地域で安心して生活できるように医療機関や介護サービス事業所との連携を図り、患者さんが望む生活が送れるようにサポートしています。
5階病棟(療養病棟)
当病棟は、療養病棟で脳血管疾患・廃用症候群・難病等の患者さんを受け入れています。入院が長期となることも多く、多職種と連携し、ケアの充実とお誕生のお祝いや季節を感じられるレクリエーションなどに取り組み、患者さんとご家族が安心安全に療養生活を送れるようスタッフ一同頑張っています。患者さんの希望に沿った退院支援を実践すること、また、看取りの患者さんには苦痛緩和と不安軽減に努め、ご家族と積極的にコミュニケーションを図り、信頼関係が築けるよう心がけています。笑顔で明るく、患者さんに関わることに一生懸命なスタッフが元気に働いています。
リハビリ専門病院の療養病棟として、ADL向上から人生最期の時間まで、患者さんとご家族に寄り添うことを大切にしている病棟です。
6階病棟(療養病棟)
6階病棟は急性期病院での治療を終えた患者さんがリハビリテーションを継続しながら次の療養先を選択できるように、また、医療処置を継続しながら終末期を穏やかに安心して過ごせるように支援しています。療養先の選択、終末期の過ごし方を患者さん、家族の望みが叶えられるものとなるように多職種と協働で実践をしています。
患者さんが日々生活の場を意識できるように家族との思い出の写真や品を飾り環境を整える工夫と、家族が安心できるように家族とのコミュニケーションも大事にしています。スタッフ自身が長期療養される患者さん一人一人との出会いを大切にして、最後を迎える方の人生に彩を添えられるよう日々丁寧な関りを心がけています。
外来
外来は地域に戻られた患者さんを対象に、健康管理や外来リハビリテーションを提供しています。また訪問看護・訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション等と連携し、地域リハビリテーションの推進に貢献しています。
外来は長期的に通院されている患者さんが多く、患者さんの健康や生活状況の確認だけではなく、ご家族の相談にも対応し、多職種や地域に「つなぐ看護」の充実を目指し、安心して療養生活ができるよう支援しています。