ご案内

脳神経外科では、1971年の開設以来、頭部外傷、脳血管障害(くも膜下出血、高血圧性脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍、炎症(脳膿瘍、髄膜炎)、先天性疾患(脊椎破裂、水頭症、狭頭症)、機能的疾患(顔面けいれん、三叉神経痛)など、脳・神経に関するあらゆる疾患の診療を行っています。特に間脳下垂体疾患においては、県内より幅広く患者さんを受け入れており、4K内視鏡を駆使して低侵襲で安全な内視鏡下の経鼻手術を行っております。この領域の疾患は多角的な診断と治療を要し、周術期および術後管理において糖尿病・内分泌内科、眼科、耳鼻咽喉科、小児科や病理部など関連各科と連携しながら患者様にとって最適な診療を心がけています。また、起立性頭痛、頚部痛、めまい、耳鳴、倦怠感など多彩な症状を呈する疾患である脳脊髄液漏出症に対してブラッドパッチ(硬膜外自家血注入療法)を麻酔科と連携しながら行っています。外来は平日の午前中ですが、頭部外傷や脳血管障害など緊急を要する疾患に対しては365日、24時間体制で受け入れています。もちろん緊急手術も可能で、年間の手術件数は約100件です。患者さんは様々な合併症をもっていることが多く、手術を含めた治療には麻酔科や循環器科をはじめとして他科の協力が必須で、総合病院の特長を十分に生かした治療をおこなっています。長期リハビリテーションが必要な患者さんには、中通リハビリテーション病院で、専門スタッフが機能回復訓練のお手伝いをしており、慢性期および退院後の療養についても包括的な医療を行っています。また、開設当初から、秋田大学脳神経外科と連携して地域医療の発展に努めています。

外来診療のご案内

頭痛がする、手足が麻痺した、ものが二重に見える、ぼけてきた、顔面がけいれんする、あるいは痛いなどの症状がありましたらご相談ください。頭を打った時には、後で具合が悪くなる場合もありますので、早めに外来を受診してください。休祭日や時間外の場合は救急外来で対応しています。
パーキンソン病の治療の一つである脳深部刺激療法(DBS)の調整を行う専門外来を毎月第3金曜日に行っています。また、脳神経内科と協力して、脳ドックも行っています。

医師の紹介

小田 正哉
統括科長、臨床研修担当部長 2000年卒
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本内分泌学会内分泌代謝科(脳神経外科)専門医
日本認知症学会専門医・指導医
日本神経内視鏡学会技術認定医
佐藤 知
科長、副院長、地域医療連携部長 1992年卒
日本脳神経外科学会専門医・指導医
畠山 潤也
科長 2012年卒
日本脳神経外科学会専門医
菅原 厚
嘱託医師 1978年卒
日本脳神経外科学会専門医

外来週間予定表

受付時間
8時~11時30分/12時30分~16時30分
診療時間
8時45分/14時~
 
午前 佐藤 小田 菅原 佐藤 小田  
午後 畠山

日本脳神経外科学会データベース研究事業(JND)参加について

 当院脳神経外科は2018年1月より、日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)に協力しております。

 本研究事業は、当院脳神経外科に入院された患者さんの臨床データを収集・解析させて頂くことで、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としております。解析にあたって日本脳神経外科学会へ提供するデータは、個人が特定できないように匿名化したうえで提供致しますので、患者さんのプライバシーは完全に保護されております。

 本研究事業にご自身のデータが提供されることをお断りされる場合は、主治医にその旨をお申し出下さいますよう、お願い致します。

 一般社団法人脳神経外科学会

 JND患者さん向け説明資料 [384KB]